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ニゲラ、和名クロタネソウ。

その名の通り、黒いゴマ粒のような種である。

これは、昨年のこぼれ種で開花した。

カタバミやヒメジョンに負けずに育っている。

しかし、相当な栄養不足らしく、全体的に小ぶりである。

まぁいい。

こうやって、この場に根付いてくれれば。

粘土質の土で元気に育つのは、そう多くはない。

草取りも追いつかず、半分以上は、ヨモギとヒメジョン、セイタカアワダチソウが猛威を振るう。

それらを引っこ抜いては、畑の隅に積み上げる。

16年経っても、同じことで振り回されている。

少しは良くなってる気もするが、手を入れないと、途端に草ジャングルだ。

全体のバランスを整えるのは、簡単ではない。

 

ふと、思う。

庭造りと生き方は、とてもよく似ているなぁ。