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満開

 三度目にしてやっと満開になった。

 空はどこまでも青く澄み渡り、今季のフィナーレに相応しい。

 いや、北へ行けば、まだまだ見られるけどね。

 

 こちらは、猪苗代町営牧場の桜並木でございます。

 去年も何度か足を運んだが、蕾だったり、散っていたり。

 なかなかベストタイミングに出会えない。

 今年は絶対に満開を見たいと思い、何度もチェックに行った。

 猪苗代の町が満開でも、ここはまだ蕾って事もある。

 大した標高差じゃないのだが、種類が違うのか、日当たりが良くても、ここのは遅めの開花である。

 

 平日だったが、そこそこ人が出ており、路駐する車も多く、この一枚は、偶然にも人と車が途切れた瞬間。

 空き地が駐車スペースになっているのだが、歩くのが面倒な人は、平気で路駐している。

 ま、路駐禁止とも書いていないし、警備する人もいないので、仕方ないね。

 

 磐梯山もスッキリ見える。

 まだ雪は残ってるが、ぼちぼち登れそうである。

 ゴールドラインも開通したしね。

 庭仕事が一段落したら、登ろうかな。

 

 この牧場の一段上に公園があるのだが、その先に表磐梯翁島登山口がある。

 ほぼ急登の3時間コース。一度登ると、二度と登りたくないと思うキツいコースである。

 昨年秋、初めて登ってみた。

 まじ、キツかったっす。

 登っても登っても、急な上りが続く。

 ただ、振り返った時の猪苗代湖は美しい。

 キツいが故に、不人気コースなので、出くわす人もあまりいない。なので、紅葉シーズンでも空いている。

 登った時は、もう来なくていいや。と思ったが、時間が経つと、また行きたいと思う。

 うん。また行こう。

 それには、ちょっと体が鈍っている。

 ぼちぼちトレーニング、始めないとなぁ。

 筋肉は、正直である。

 歳を重ねるごとに、実感する。

 

 こう見えても!?

 長いこと運動とは無縁だった。

 体育の成績は、惨憺たるもので、運動会は、無惨な姿を晒していた。何しろ、懸命に走る私の横を下級生が普通に歩いて追い越すのだ。情けないほどトロかったのだ。しかし、ただ走るのはトロいが、障害物が加わると俄然速くなる不思議があった。徒競走の中に、平均台や縄くぐり、ボール挟みなどが入るだけで、一気にスピードがアップしたのだ。

 人生もまた、障害があった方が、俄然エネルギッシュに動き回っていた気もする。

 多少、無鉄砲さは否めないが。だ。

 

 水郡線第二弾。

 またまた偶然にも、汽車に遭遇。

 塙町の風呂山公園にツツジを見に行った時。

 汽笛が鳴り響き、眼下の鉄橋をガタゴト渡る汽車を発見。

 本数少ないのに、また出会えて、なんか嬉しい。

 水郡線は、パンタグラフが無いディーゼルなので、電車ではなく、汽車である。

 電気じゃないよ、燃料で走ってるんだよぉ。

 だから、汽車である。