二月生まれの私は、冬が嫌いじゃない。
暑い夏より、寒い冬の方が、ずっと好き。
冬枯れの森を、とてつもなく愛おしく感じる。
だ・け・ど。
誕生日は、南の島で迎えた〜い。
さてどこの島？
伊豆大島の三原山に登ろうかとも思ったけど。
この季節の気温は、それなりに寒いよね。
よし、もっと南だ。
沖縄だ。
離島だ。
先島だー！！
って事で。
行き先は、まだ訪れたことのない宮古島にした。
さて、どのルートで行くか。
宮古島へ行くには、宮古島飛行場と下地島飛行場の二つの飛行場がある。
宮古島と下地島が橋で繋がっているので、二つの空港の距離は車で30分程度。
なんで、小さな島に飛行場が二つもあるの？
下地島空港は、そもそもパイロットの訓練用に整備された空港だった。
1980年から訓練が開始され、2012年から徐々に撤退が始まった。
その後、散発的に訓練で使われるのみだった。
2019年に新ターミナルが完成してからは、定期便が就航するようになった。
実は、気になってたのよね下地島。
かつて、ものすごく若かった頃、スキューバーダイビングを少しだけやっていて、宮古島の隣にある下地島にある「通り池」というダイビングスポットに憧れていた。
海と海底洞窟で繋がっている池で、海水と淡水が混じりあい、水中にその境界があり、海中から進んで行くとポッカリ開いた池に出る。日本のブルーホールとも呼ばれている。
当時は、宮古空港だけだったし、下地島へ行くには船しかなかった。
それが、2015年に伊良部大橋が開通して、宮古島からのアクセスが簡単になった。
下地島は、伊良部島と水路を隔て隣同士。ほぼ同じ島なのだ。
今はダイビングはしないけど、通り池には行きたかった。
だったら、下地島空港を使いたい。
そうなると、スカイマークしか飛んでいない。
行き方が絞られてきたぞ。
羽田空港から直行便と羽田から那覇で乗換。茨城空港から神戸空港で乗換。
福島から行くとなると、茨城空港乗換も捨てがたい。何しろ駐車場が無料なのだ。
しかし、希望する日の便は満席だった。
羽田空港まで行くなら、直行便の方がいいよなぁ。
と、あれこれ策を練る。
ホテルやレンタカーも押さえなければ。
飛行機を使って旅行する場合、航空券とホテルがセットになったツアーがお得である。
だが、値段は、様々なのだ。
慎重に調べを進めた。
スカイマークは、突発的に格安チケットが売り出される。ただし、変更は不可。枠も少ないので、すぐに売り切れる。
残念ながら、それをゲットすることはできなかった。
結局、スカイマークの公式サイトでホテルとセットのパックを選んだ。
ちなみに、宮古島空港を使う大手航空会社の半値である。
よっしゃ。
到着後の移動手段はレンタカー。
これまでの経験上、あまり安いのを選ぶとちょと心配な車が多々あった。
今回は、無難に空港にデスクのあるレンタカー屋にした。
次は、羽田までの移動手段である。
羽田発11時05分なので、新幹線での移動でもギリ何とかなるが、千葉から合流する連れがいるので、前日に車で千葉まで行き、そこから羽田空港まで車で行く事にした。
羽田空港近くに駐車場を予約した。
駐車場代と高速代、ガソリン代を合わせても、新幹線代より安い。
荷物が増えても大丈夫。
うっほー
もう、ワクワクが止まらない。
気になる天気予報は・・・
沖縄の天気は、変わりやすいから・・・
なるようになる。
もう、引き返さないぜ。
羽田空港には、10時までには到着しなければならない。
駐車場からの移動もあるので、9時半には、予約した駐車場に着きたい。
首都高の朝渋滞を考慮して、7時過ぎ千葉を出た。
２時間見れば、大丈夫だと。踏んだ。
が、まさかの事故渋滞。
車のリスクを忘れていた。
表示通りの渋滞だと、どう頑張っても、予定の飛行機に乗れない。
車を捨てて行くわけにもいかない。
高速を降りたら、もっと危ない。
変更できないパックなのに、みすみすドブに捨てるのか・・・・
あ、木更津からアクアライン経由で行けばいいんじゃね？
少し遠回りになるが、それだったら間に合う。
というわけで、初のアクアライン。
東京湾の上をスイスイ走って「海ほたる」でトイレ休憩まで出来た。
余裕で遊んでいたら、羽田空港目前で道を間違えて遠回り。
ひゃー、ひゃー、ひゃー。
手に汗握る方向間違い。
なんで、こんなにわかり難いのよーーー
高鳴る鼓動と冷や汗。
うー、もうダメかと思った。
本日２度目のドキマギでした。
予定時間より５分遅れたが、駐車場に着いた時は、心底ホッとした。
無事搭乗手続きを済ませたら、一気にお腹が空いてきた。
ゲンキンである。
無事、下地島空港へ到着しましたとさ。
機内でもらったピカチュウジェットのキットカット。
３泊４日の始まり始まり。