前回罹患したのは、いつだったろう。
三春に移ってからだと、3度目のインフルエンザである。
22年で3回。
多いのか、少ないのか。
気になっていた庭仕事をやっつけたり。
薪割りをしたり。
町まで歩いて行ってみたり。
山へ行ったり。
ドライブしたり。
母は、けんちゃんという相棒ができてから、穏やかに過ごしているし。
ここぞとばかりに、楽しい日々を送っていた。
暖かい日が続き、寒さ対策を見誤ったのもある。
無防備に人混みに行ってしまった日。
イヤな予感はあった。
それでも、温かいお風呂で芯まであったまれば、翌朝は、しゃんとしていた。
なのに、数日後。
夜中乾燥が酷くて、喉が嫌な感じがしていた。
全く痛くはないのだが、声が掠れている。
朝ごはんはちゃんと食べたが、全く美味しくない。
と思っていたら。
背中がゾクゾクとこわばってきた。
やば。
これは・・・
そう、熱が上がる前兆である。
ひとまず、湯たんぽを作り。
スポーツ飲料とお茶を用意して、布団に入った。
その時は、37.5度程度。
だが、この感覚は、38度を軽く越えるはず。
身体中が痛い。
夕方には、38.5度になった。
まだ上がりそうだが、あまりの辛さに解熱剤を飲んだ。
すると、30分後には、37度台まで下がり、体も楽になった。
りんごを食べて、少し落ち着いた。
うとうとしている内に、また熱が上がり出した。
だけどこの時間では、病院へは行けない。
湯たんぽの温かさがありがたい。
全身が痛い。
咳も出るようになった。
湿った咳は、胸のあたりを痛めつける。
あああ、こりゃインフルだわ。
それでも、38.5度以上には上がらない。
上がりきっていないので、寒気が続く。
朝方、再び解熱剤を飲んだ。
このパターンでやり過ごそうと思ったが、もう、無理だと判断。
病院が開くのを待って、受診することにした。
もちろん、電話予約をしてである。
この日、発熱外来は、それほど混んでおらず、個室ベットを使わせてもらえた。
検査の結果は、予想通りのインフルエンザA罹患
18日まで自宅療養。
この時点で、38.8度に上がっており、ちょっと驚いた。
看護師さんは、まだ上がりますよ。
さらりと言う。
とても暖かな日だったが、寒けしか感じない。
薬をもらって、さっさと帰ろう。
今時のインフル薬は、1回飲めば良いらしい。
それで、熱は下がると医者は言う。
だが、看護師さんの方が当たっていた。
薬を飲んだ後も、どんどん熱は上がり続けた。
39.7度を記録した。
ここがMAXだと信じたい。
水分は、意識して摂取している。
薬よ、効いてくれ〜
少し眠れた。
汗だくになっていた。
37度台に下がった。
ようやく、一息ついた気がする。
あ、二日間、顔洗ってなかったわ。
水に手を入れるのも、イヤだったもんね。
着替えを済ませ。
顔をぬるま湯で丁寧に洗い。
足湯をした。
あああぁ、気持ちいい。
お腹が空いてきた。気がする。
よっしゃ、回復傾向だぞ。
野菜と冷凍ご飯で、おじやを作った。
美味しい。。。くない。
味覚がイカれてる。
塩分が異常に濃く感じる。
甘いものはいいのだが、塩気があるものは、苦くさえ感じる。
薬の副反応で、お腹が緩くなると書かれていた。
何しろ人より腸が短いから、このフレーズには敏感。
案の定、お腹がグルグル賑わってきた。
3日目は、こうして、お腹との戦い。
でも、まぁ、熱がないだけ、ものすごく楽だ。
夜も眠れるようになった。
ただ、体力が追いつかない。
焦らない。
実は、18日は、母の通院の付き添い日であった。
この状況では、無理だし18日まで自宅療養期間である。
施設に、状況を説明して、通院日を変えてもらった。
それはいいのだが、いつもと違うことが起きると、母が混乱する可能性があった。
まぁ、仕方ない。
と思っていたら。
毎日、毎日、母からお見舞いの電話が来るのだ。
これまで私は、自分の病を母に話したことはなかった。
大腸がんもそうだが、それ以前も、何一つ話した事はない。
それは、心配かけたくないからではなく。
心配されるのがイヤだから。
というか、面倒くさいからだ。
病気だから、甘えたいとは思わないし。
親身になって欲しい、力になって欲しいなど。
微塵も思わない。
それは、長い間ずっとそうだった。
知識もないまま、現状だけで嘆かれるのだ、心底面倒だと思っていた。
今回は、施設の人から聞いたらしい。
電話から聞こえる母の声は、日毎シャンとしてくるようだった。
心配はしているのだろうけれど、母としての責任感のようなものが蘇っている感じなのだ。
思わぬ発見だった。
4日目。
ようやく、日常が戻ってきた。
熱も、平熱。
多少咳は残っているが、確実に治ってきた。
塩分も苦く無くなった。
お腹のグルグルも、落ち着いた。
ものすごく、暖かな日だ。
窓を開けて、空気を入れ替え。
シーツやカバーを洗って、布団を干した。
ああぁ、動けるって、素晴らしい。
こうして、私の流行最先端インフルとの付き合いが終わろうとしている。
心配くださった皆皆さま。
私は元気になりました。
今週末から、また営業いたします。
皆様も、くれぐれも感染にはご注意ください。
庭のメグスリノキは、紅に変わり。
ヤマザクラは、葉を落とし。
クヌギは、黄色くなりました。
夏のこぼれタネで成長したボリジが、何故かまだ花を咲かせています。
