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仕事始め

 新年、明けましておめでとうございます。

 

 仕事始め。

 あちこちから頂いた柚子と、自家栽培の柚子で野菜室がぎゅーぎゅー詰め。

 ジャム瓶も買ったし、気合入れてマーマレード製作を開始だ。

 切り目を入れて皮を剥き、傷んだところを削ってとにかく刻む。

 実は、中心に切り込みを入れて、種を出しながら果汁を絞る。

 種と果汁は、分けておく。

 大鍋にお湯を沸かし、刻んだ皮をドバッと入れる。

 5分ほど強火で茹でて、一旦ザルにあげてまた鍋に入れる。

 この茹でこぼしを3回繰り返す。

 それが済んだら、10分ほど水に晒す。

 苦めが好きなので、こんなもん。

 ザルにあげて水を切った皮を鍋に戻し、砂糖をこんもり投入して中火にかける。

 焦げ付かないように砂糖を煮溶かす。

 隣の鍋では、果汁を絞った実とヒタヒタの水を火にかける。

 こちらの方が焦げやすいので、絶えずかき混ぜながら、残った果汁を煮だすのだ。

 実に酸味がなくなるまで、2〜3回繰り返す。

 一方、タネにも水を加えて沸騰させておく。

 種からペクチンを取るためなので、沸騰後は、そのまま放置。

 さて、皮が沸騰したら、アクを取りながら皮が柔らかくなるまで煮ておく。

 程よく柔らかくなったら、一旦火を止めて寝かす。

 この時点では、サラサラした状態である。

 その間、ジャム瓶の煮沸消毒をする。

 水から沸騰させ、弱火で20分加熱し、布巾の上で逆さにしておく。

 瓶が熱いうちに、キッチンペーパーで水分を拭き取っておく。

 蓋も同じように、きっちり水分を拭き取る。

 さぁ、仕上げに入るぞ。

 実から煮出したドロドロの汁を加えて、煮詰めに入る。

 時々味見をしながら、足りなければ砂糖を加える。

 焦げ付きやすいので、絶えずかき混ぜるのだが、火加減がむずい。

 強いと焦げるし、弱いと煮詰まらない。

 ま、熟年の勘だわね。

 ジャム作りは、コンロの前から逃げられない。

 最後に、絞った果汁と種から取ったペクチン液を入れる。

 この時、甘みが足りないなら蜂蜜を加える。

 ここからは一気に煮あげるぞ。

 グツグツ煮えたマーマレードが、手の甲に跳ねてくる。

 そりゃ、アチいよ、でも、負けないよ。

 かき混ぜるへらの感触で、完成を知るのである。

 熱消毒したレードルで、煮沸した瓶に詰めてゆく。

 詰め終わったら、蓋を緩く締めて、脱気作業に入る。

 大鍋に瓶を並べ、8分目くらいまで浸るようにお湯を入れて着火。

 沸騰するまで強火、沸騰したら、火を弱め、常にコポコポするくらいの火加減にする。

 そのまま25分加熱後、熱々の瓶をぎゅっと閉めると、脱気完了。

 この工程を踏む事により、砂糖が少なめのジャムでも長持ちする。

 もちをん未開封の状態でだよ。

 これで完成。

 約5時間の工程である。

 頑張ったぜ、私。

 手作業で出来る最大数は、7〜8個である。

 採算など、どこ吹く風。

 ただ、素材があるから、美味しくしたい。

 お菓子に使えるなら、そりゃ、作るよねぇ。

 こうして出来上がった、めちゃ美味い柚子のマーマレード。

 店内にて、絶賛発売中!!

 

 元旦は、柚子の香りに包まれておりました。