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ようやく

 強行引越しからひと月が過ぎ去り。

 何だかんだとあったが、何とか落ち着いてきた母。

 3月からは、ディサービスにも通い始め。

 施設内でも、仲良しさんが出来た。

 90歳を過ぎても、人見知りしないのが幸いである。

 以前の施設では、物取られ妄想が酷かったが、今のところ出ていない。

 ホッカイロやサロンパスに、執着していたが、それも全くなくなった。

 物忘れは以前より進んでいるが、自覚する様になった。

 ただ、排泄に関しては、時々間に合わない事もあり、すっかり紙パンツ派に落ち着いた。

 その方が、本人も安心らしい。

 よって、迅速に市の補助申請をした。

 これで、オムツ代は気にしなくていい。

 あれこれの住所変更も済み。

 ホッと一段落。

 とは言え。

 二日に一度は、洗濯物と食料の補給に向かう。

 粗相をする事もあるので、洗濯は訪問看護さんには極力頼まない。

 嗜好品は、随時持ってゆかないと、あるだけ食べてしまうので危険なのだ。

 そして、調子がいいと、部屋の中をいじるので、チェックは欠かせない。

 ディサービスの前には、通いバックの準備もある。

 ま、訪看さんに頼んでもいいんだけどね。

 出来ることは、やろうかなぁ、とね。

 これまでの施設は、入浴は自由。

 温泉付きで入り放題だったわけで。

 でも、ここは、基本週に2回程度なのさ。

 ディサービスでも入浴するから、3回は入れるのだけど。

 曜日が、偏ってしまってさ。

 お風呂は、訪看さんが入れてくれるけど、曜日変更がむずいのよ。

 何しろ、入所者さんを順繰り入れるからさ。

 で、お風呂が空いてる時に、私が入れてもいいかと聞いてみた。

 毎日は無理でも、一日置きには入れたいしさ。

 そしたら。

 ビックリしてた。

 なんと、そんな申し出をした家族は、これまで居なかったんだと。

 ま、確かに、月極で訪問看護料払っている訳だし、入浴も洗濯も含まれてるのよね。

 やってもらう権利はあるわけよ。

 だけどさ。

 やれるのに、やらないのは、どうも、落ち着かない。

 入浴すれば洗濯物も出るから、どうせ行かなきゃならない。

 だったら、ね。

 これが、介護付き老人ホームだったら、何も手を出せないのだけど。

 サービス付き高齢者向け住宅にした分、自由度はある。

 どちらが良いかは、それぞれだけど。

 入浴介助って、ホットヨガみたいなもんだから、良い運動になるのよね。

 と、ポジティブに。

 長生きしてくれとは、正直思わないけど。

 穏やかな時間が、少しでも長く続けば良い。

 と、思うこの頃さ。

 

 さぁ、ばば様が良い子のうちに、ちょっくら空を飛ぶよ〜