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じゃがいも

 2003年の4月から、この地で碧い月が再開した。

 あれから23年もの月日が流れた。

 当初荒地だった前の空き地は、形を変えつつも庭らしくなってきた。

 最初の年。

 まずは、じゃがいもを植えよ。

 との仰せに従い、荒地を耕し、腰が砕ける思いでじゃがいもを植えた。

 後に、請求された種芋代は、年間芋を買うより高かった。

 その日暮らしに近い経済状態だったあの頃。

 ものすごい痛手だった。

 それ以来、種芋は買ってない。

 じゃがいも作りは、残り芋で十分だと知ったのだ。

 ちょっと芽が出かけたちびた芋でも、夏にはちゃんと成長した芋になる。

 いつの間にか、じゃがいもだけは自給できるようになった。

 今年も、残り芋のちびたのを植え付けた。

 ちゃんと芽を出して、成長している。

 芋って、頼もしい。

 そうそう、去年の春に頂いたホップも、新芽を伸ばしている。

 プランター栽培では花を咲かせなかったので、冬前に地植えにした。

 今年は花を咲かせて、ホップになってくれるかな。

 ま、ビールは仕込めないけど、天ぷらにすると美味いらしい。

 駐車場脇のニラも順調に大きな株になった。

 これは、食べるためではなく、花を見るためのニラ。

 夏の始まりに見せる白い可憐な花が、大好きなのだ。

 もちろん、食べられるニラである。

 一見すると、草にまみれて見過ごしてしまいそうだが。

 小さな花たちにあふれている。

 その花たちを守るために、日々草抜きに余念がない。

 スギナとよもぎだけは、共存できない草である。

 彼らに罪はないが。

 抜いても、抜いても現れる根性を見習いながら、一本一本つまんでは引っこ抜く。

 さて、そろそろひまわりの種、蒔こうかな。

 

 秋のこぼれ種から芽吹いたボリジ。

 いつもより、ずっと早い花盛りを迎えてる。

 この分だと、こぼれ種で秋までずっと咲きそうだ。