今年最初の登山は、グーンと南下して薩摩半島の南端に位置する「開聞岳」であーる。
旅行支援が使えるうちに、奮発しちゃいましょー。
成田空港からLCCのジェットスターでビューンと飛びま〜す。
葉を落とした林の中を、落ち葉を踏みしめながら歩くのが好きである。
さくさくと触れる木の葉。
コトリ、コトリと揺れる木々。
冬支度を終えた静かな山が、好きである。
雪が来るまでの僅かな時期の楽しみである。
秋晴れの日、待ちに待った復帰登山。
と言っても、負傷した小指ちゃんを考慮して、予定の磐梯山は見送ることにした。
安達太良山も手招きしているが、ぐっと我慢。
どうしても行かねばならぬ場所へ。
天気予報は、まずまず。
おにぎりは、庭の栗で栗ご飯。
久々のザックを点検し。
ウエアーも準備完了。
さぁ、明日は、磐梯山に登るぞ。
雨の収まった空は、もうすっかり秋になっていた。
空気はキュンと澄んでいる。
磐梯山へ行きたいところだが、諸事情のため、もう少し先送り。
ならばせめて高いところまでドライブだ。
スカイラインの浄土平駐車場から、1時間足らずで天上のお花畑を散策できる。
登山復帰の最初の山歩きは、初夏の花「チングルマ」を見に行った。
チングルマ
雪解けと共に咲き出す高山植物である。
毎年足を運ぶのだが、早すぎたり、遅すぎたり、なかなかジャストな状態で出会うことがなかった。山ではやっと雪解けでも、里では梅雨の時期になるので、お天気と相談しながらになると、尚更タイミングが難しい。
今年初の山登りは、鎌倉岳にゴー。
風もなく、真っ青な空。
雪がなくなるこの季節、阿武隈山系の山々は、春の息吹をじわじわと感じさせ始めます。
富士山に登ろうとは思わない。
富士山は、見る山なのだ。
独立峰である富士山は、周辺の山の頂から望むと、その圧倒的美しさに思わず感嘆の声を上げる。何者にも邪魔されない力がみなぎってるのだ。特に中腹まで雪を纏った冬は、生っちょろい登山者を寄せ付けない威厳がある。
磐梯山の頂上付近が赤く紅葉している。
午前9時の八方台駐車場は、平日だというのに数台の空きしかなかった。続々と車が入ってくる。そりゃそうだ、最高の秋晴れだもの、みんな山へ行きたくなるよね。